GSS東京サンビームズのコンプライアンス違反に対する処分について
2020.03.31 [TUE]
お知らせ
一般社団法人日本バレーボールリーグ機構は、DIVISION2女子所属 GSS東京サンビームズのチーム、GM、監督に対し、スタッフと所属選手(以下、同選手)との移籍交渉においてハラスメントと捉えられる対応があったとして、2020年3月25日付けで下記処分を科すこととしました。この処分はVリーグ機構コンプライアンス委員会に諮問を行い、その答申に基づきVリーグ機構理事会にて決定されたものです。
1.処分の種類及び内容
GSS東京サンビームズGM・岡野實氏及び監督・笛木彰氏から同選手に対して、移籍交渉の過程において、選手兼労働者と社長ら上司という優位性を背景に、移籍の申し出を理由として解雇等及び退団通知がなされたことや移籍の交渉の過程で、人格否定ともとれる発言があったことが確認されました。これらは、同選手から移籍の申し出がなされたことに起因する一方的かつ不当な取り扱いで、業務の適正な範囲を超えて、選手に不利益及び精神的苦痛を与えていると判断されました。
2.その他の決定内容
同選手に対する移籍交渉の申入れがあった場合、本来であればGSS東京が移籍交渉の窓口を担うが、特例として、第三者機関が同選手の移籍交渉窓口となる。(他チームから同選手への移籍交渉の申し込みは、第三者機関に対してなされ、本人への移籍の意思確認も第三者機関が行い、移籍金の金額交渉は第三者機関が仲介して行うこととする。)
もしも、GSS東京に対し同選手への移籍交渉の申入れがあり、そのことを隠蔽したり、他チームに対して虚偽の申告を行った場合は、コンプライアンス違反の対象となる。
以上