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復興応援Vリーグフェスティバルin陸前高田のご報告

2018.08.10 [FRI]  
その他

岩手県陸前高田市にて新設されました陸前高田市総合交流センター(夢アリーナたかた)にて「復興応援Vリーグフェスティバルin陸前高田」を行いましたので、ご報告申し上げます。

8/4(土)、5(日)に岩手県陸前高田市への震災復興支援として、また陸前高田市総合交流センター(夢アリーナたかた)の開設を記念して、地元小中学生との交流イベント、Vリーグ機構に所属するトップチームから選出された選手によるドリームマッチの「復興応援Vリーグフェスティバルin陸前高田」を下記の通り開催いたしました。


■8/4(土)
陸前高田市の戸羽太市長の元へ、Vリーグ機構代表理事会長の嶋岡健治と、選手代表として豊田合成トレフェルサの内山正平選手とトヨタ自動車クインシーズの渡邊彩選手が表敬訪問を行いました。

戸羽市長より震災前の町並みの写真を用いて、震災の被害の大きさや現在の復興状況の説明を受けました。市役所もまだ仮設状態の中、スポーツの盛んな街である陸前高田市民全員の憩いの場となるように、優先して体育館を建設し、今年4月に完成いたしました。


  


市長訪問後は「奇跡の一本松」を訪問。海岸沿いにある陸中海岸国立公園(現三陸復興国立公園)に350年にわたって植林されてきた約7万本の松の木のうち、たった一本だけ津波に耐え抜き残った松の木です。復興を象徴するモニュメントとして力強く立っている姿を選手全員で見学しました。


 


見学終了後、新設した陸前高田市総合交流センターに移動して、地元の小学生と交流イベント(バレーボール教室)を行いました。
最初は、お手伝いの中学生も含め、選手と学生全員でみんな大好きな鬼ごっこをウォーミングアップとして実施。個人指導してもらった後に、選手と小学生が同じチームとなりゲームを実施しました。また、選手とも戦いたいという小学生からの要望があり、選手VS小学生の夢の試合を行いました。とても積極的で元気で明るい参加者の小学生の姿に、選手もたくさん元気をもらいました。


 

 






歓迎レセプションは、陸前高田市で毎年行われている七夕まつりのお囃子である勇壮な太鼓の演奏で始まりました。震災当時のニュース映像や、会場に来るまでに見た被災地の光景を思い浮かべながら、震災を町の全員で乗り越えた強さを太鼓の演奏から感じました。

戸羽市長の挨拶に続き、Vリーグ機構代表理事会長嶋岡健治と、選手を代表しFC東京の小田嶋大貴選手(岩手県上北市出身)が挨拶。参加者全員で「陸前高田の松の木」(作詞作曲:故やなせたかし氏)を踊ったり、震災当時のお話を聞いたりと有意義な時間を過ごしました。



 

 




■8/5(日)
陸前高田市総合交流センターにて、Vリーグの各チームの代表選手が集結し試合を行いました。冒頭、東日本大震災と西日本豪雨災害の犠牲者の方々に黙祷を捧げ、試合を開始しました。

男子チームは「V.LEAGUE選抜」として、岩手県紫波町を拠点に活動する岡崎建設Owls VBCと交流戦を行い、女子は「V.LEAGUE DREAM」と「V.LEAGUE STAR」の2チームに分かれて紅白戦を行いました。

前日のバレーボール教室に参加してくれた小学生をはじめ、中学生、高校生が全員一生懸命声を出し応援をしてくれました。また、最後には観戦者全員を含む、抽選会を行いました。会場にはたくさんの笑顔があふれた二日間となりました。


 

 


震災から7年4ヶ月がたった今もなお、復興作業をおこなっている現状を目の当たりにしました。今回はバレーボールを通して、皆様に勇気と希望を与えられるように、チームの壁を越えて、分け隔てなく協力しあえた活動となりました。今後とも恒久的に各チームと協力し、復興支援活動を行って参ります。

併せて、全国各地で災害に遭われている地域の方々が、一日も早く復興できるようお祈り申し上げます。