SVL/JVLについて

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1986第20回 日本リーグ

MEN

「苦しい戦いだった…。正直4連覇が出来てほっとしている」胴上げされたあとの井原監督の言葉が、富士フイルムの苦悩の末の優勝だということを物語っていた。18回リーグから始まっていた連勝記録は45連勝で新日鐵にストップされた。大会前からレギュラー全員が全日本選手ということで、勝って当然と思われていたことにチーム全体がプレッシャーを受け、1敗を喫したことで逆にチームが楽になった。
日本リーグ記録タイのV4だが、スパイク決定率を見るとそのすごさがわかったチーム全体で56・8%という驚異的な数字を残していたのだった。

WOMEN

ダイエー、イトーヨーカドー、日本電気など外国人選手を採用した新興勢力の台頭で混戦が予想されたリーグも、結局日立が男女通じても新記録となる6連覇を達成して幕を閉じた。
チームの司令塔・中田久美が右ひざじん帯、半月盤を開幕直前に手術。そのため急きょ新人の高橋有紀子が大役を務めることになった。
「長丁場なのでとにかく一戦一戦を大事に戦っていくしかない…」という岩本監督の言葉どおり、日立は苦戦を重ねながらもベテラン武内広子、杉山加代子、小高笑子らが若い高橋、大林素子を引っ張り、栄冠をつかんだのだった。