SVL/JVLについて

HOME  >  SVL/JVLについて  >  ヒストリー

1990第24回 日本リーグ

MEN

V2を手土産に田中幹保が一線から身を引き、監督に専念すると、それを追うようにニュースターが誕生した、中垣内祐一である。前年のワールドカップ(筑波大4年)で全日本に抜てきされるとその素質が花開き、大ブレイク。「尊敬する田中さんの下で…」と新日鐵入りを決めた。その中垣内が打って打って打ちまくった。相手のブロックなどお構いなし。その卓越したジャンプ力を生かし、ブロックの上から打ち下ろした。
その脇を固める真鍋政義、楠木孝二郎、榊原彰夫、そして植田辰哉と職人がそろった新日鐵が四強リーグでも3連勝し、V3を達成した。

WOMEN

日立が圧倒的な力で最終日を待たずに2年ぶりの優勝を決めた。前回リーグで10年ぶりの4位に沈んだ日立は、開幕戦で前回覇者のイトーヨーカドーに雪辱 して波に乗ると、ここからはVロードを一直線。リーグ初登場の小田急には苦杯を喫したが、再度の正念場、イトーヨーカドー2回戦では0‐2のビハインドか ら大逆転。「性根の座ったバレーをしてくれた」(山田総監督)というように一歩、一歩力をつけて優勝への階段を登り詰めた。
一度は引退をささやかれた中田久美が再び闘志を燃やし、それに加えて新チームリーダーとして大林素子がチームを牽引した。