SVL/JVLについて

HOME  >  SVL/JVLについて  >  ヒストリー

2003第10回 Vリーグ

MEN

どん底から頂点へ、運をもつかんだサントリーが奇跡の5連覇

奇跡の優勝だった。レギュラーラウンド最終日を迎え、前日に敗れて7位に転落したサントリー。残り1試合で、優勝に望みをつなぐ四強に進出するためには、まさに「運」が必要となる計算だった。しかし、そこで天はサントリーに味方した。豊田合成が最下位の旭化成に敗れ、東レがJTに敗戦。
サントリーは松下電器を破ると、堺ブレイザーズがNECを倒し、滑り込みでの四強入りが決まったのである。雪深い青森の空港でその知らせを聞いたサントリーの面々があげた歓声は空港中に響き渡った。奇跡はさらに続く。準決勝ラウンドを勝ち抜いたサントリーは決勝でJTと対戦。短期決戦での素晴らしい集中力を見せたサントリーは、ジルソンの活躍もあって5連覇を達成したのだった。

WOMEN

パイオニアが見事な大逆転劇で、とうとう悲願の頂点へ

決勝ラウンドでは、四強での順位決定リーグと、その上位2チームでの決勝(2戦方式)を行う方式を採用した。決勝に進出したのはパイオニアと東レ。初戦は東レが3-2で競り勝ち、この段階でパイオニアが優勝するためには、2戦目を3-1以上で勝つことが条件となった。しかし第1セットを24-26で落とし、パイオニアは後がなくなった。ところが、ここから佐々木のバックアタックやフールマンの強打で取り返すと、一進一退の攻防が続いた第3セットを奪って優位に立ち、ジュースへともつれ込んだ第4セットも最後は勝負強さを見せて見事な勝利。リーグ昇格4シーズン目で、初のリーグチャンピオンに輝いた。東レはあと一歩が届かず悔しい準優勝。初制覇はおあずけとなった。